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2023年8月27日・年間第21主日 (A)
イザヤ 22. 19-23・詩編 138. 1+2ab, 4+5+7d, 8・ローマ 11. 33-36・マタイ 16: 13-20 私たちは皆、神さまの権威と保護のうちにいます。 あなたと私は、日曜日と時には週日でさえも教会に来て、イエス様を救い主であり、私たちの日々の生活の主であることを宣言します(心から認めます)。神さまのいつくしみ深いお恵みあふれる教会で、あなたと私がイエス様のことをもっと知り、そして、キリストのうちにキリストと共に、より多くの人生を経験できるように導いて下さる秘跡にあずかります。確かに、イエス様をより深く知り、そして、信徒としての生活をもっと深める経験をするために、共同体で祈り、共同体としてミサにあずかることは役に立ちます。 私たちは、イエス様に対して個々の理解をしていて、多くの異なるやり方で教会にきますが、私たちは各々、独自の環境や周囲の状況の中で生まれ育ったので、イエス様に対してのレスポンスは、それぞれの生活の中で異なっているように見えるかもしれません。なによりまず、私たちが、 心の底からイエス様を私た
2023年8月20日・年間第二十主日 (A)
イザヤ56.1,6-7・詩編67. 2+3, 4;5, 7+8・ローマ11.13-15, 29-32;・マタイ15.21-28 イエス様は、すべての人のことを気にかけて下さる だれもお見捨てにはならない 今日の朗読では、私たちの日常生活の中での事がどんなに矛盾するように見えても、神さまの愛といつくしみ、お導きと摂理のうちに、私たちは、信頼と確信をもっと強く持つようにと求められています。私たちの共通であり個々でもあり、独特な経験である世界の現実は、一見、見捨てられたように思われるかもしれませんし、私たちのことを気にかけて下さる神さま(思いやりのある神さま)を信じる事を妨げているかもしれません。おそらくさまざまな形で現れる避けられない病気や、人間の過ちや自然災害のために起こる事故に対して、どのように、そして、なぜ、神さまはこのような世界を容認され、なぜ、神さまはこのように多くの人々が苦しむのを差し許されるのか、絶え間ない疑問が出てきます。 このような疑問は残り、答えられないように思われるかもしれませんが、私たちの疑問は、信仰と忍耐(祈りのうち
2023年8月13日・年間第十九主日 (A)
列王記上19. 9a, 11-13a、詩編 85. 9, 10+11, 12+13+14、ローマ9.1-5・マタイ14. 22-33 特に私たちの生活の中で、もっとも困難な時に イエス様の存在を認める ここ最近の日曜日の分かち合いでは、私たちの黙想のための異なるポイントがどんなにたくさんあっても、教会に来ること、ごミサに参加すること、その他の秘跡を受けること、小教区の人々と一緒に信仰生活をお祝いすること、そして、いろいろな方法で他の人々を助けるという呼びかけに応えることを、どうにか認識し受け止めるようにと導かれています。これらは、私たちの心が宝物のある場所にあるというしるしです。私たちの信仰生活、いわば私たちの宝物である神さまとの関係について、ここでは語られています。 今日の福音朗読では、パンと魚(膨大な人々、子どもを含む5000人以上の男たちと女たちの食事として)が増えたという、弟子たちとともにおられたイエス様の先に行われた業に続いて、弟子たちが船に乗っている間、イエス様はおひとりで山に登られ、祈られるということが書かれています。...
2023年8月6日・主の変容(A)
ダニエル7.9-10,13-14 詩編97.1+2,6+9 マタイ17.1-9 私たちの主イエス様の変容 は、ほとんど明らかにされていて、もちろん一般的には 天の栄光を垣間見ること 、そして、 神さまとの、神さまご自身との究極的な出会い として理解されています。 天の栄光を垣間見る経験 として、この変容という出来事は、余生の現実(実現)と同様に、 神さまの存在の完全さの体験を望むようにさせてくれます 。この天の栄光という言葉は、 地上にいる間に 私たち自身の中で継続的に価値観(福音の価値観)を形づくること を通して、私たちがおそらく証明できる天の王国 とは多少違っているように思われるかもしれません。---おそらく将来的に、神さまの存在の完全さの証人となるための手段(必須条件)です。ペトロ、ヤコブ、そしてヨハネにとって、この垣間見るということは、 彼らのイエスさまへの信仰を深めるようにと導き、勇気を与えてくれる出会い のための助けとなり、そして、イエス様の使徒としての聖務において行く手を阻む課題のために、彼らにしっかりと準備させてく
2023年7月30日・年間第十七主日 (A)
列王記3.5, 7-12 ・ 詩編119. 57+72, 127+129, 160+162 ・ ローマ8.28-30 ・ マタイ13. 44-52 マタイの福音書で示されている神さまの王国について引き続き黙想することは、天の王国の計り知れない価値と大切さについての理解を私たちにもたらしてくれます。畑に埋められた宝のたとえ話と、高価な真珠のたとえ話は、どちらも天の王国の計り知れない価値と大切さを伝えています。 確かに、私たちの宝があるところに、私たちの心もあります。畑で埋もれた宝物を見つけた人が、喜んで出かけて、持っているものを売り払い、畑を買ったのと同様に、私たちも、もっと時間を費やして、そして、いろいろなことに対して諦めるという気持ちから脱して、もっと力を発揮して努力をするようにと鼓舞されています。上質で高価な真珠を見つけた商人が、持っているものをすべて売り払ってその真珠を買い求めるのと同様に、私たちもその商人のように、決意のもと、なにがあっても、断固としてその高価な真珠を手に入れることができるのです。 ですから、私たちは天の王国の
2023年7月23日・年間第十六主日(A)
知恵12・13、16-19・詩篇86.5+6,9+10、15+16・ローマ8.26-27・マタイ13.24-43 今日の福音は、先週の日曜日の聖マタイの福音の続きで、私たちは、すぐに黙想のための重要なポイントを考えることができます。同時に、 私たちの心に植えられた種を育てること と、 神さまのみことばを広めること に関するテーマは、先週の私たちのはっきりした黙想の主題でしたが、今日は 天の国 (神さまの国)とはどういうところなのかという、イエス様の説明についてです。 私たちに提示され説明されている 王国 は、主に 今ここで (現在のこの世界で)人間関係の間に存在する 環境や状況 であるということを理解しましょう。同時に、この 王国は場所 であるという私たちの理解への固執から離れられないかもしれませんし、私個人としては、理解する上で全く悪くはないと思います。王国が状況であるか場所であるかというこれらの理解は、今日の朗読で伝えているとても重要な事をピックアップする邪魔にはなりません。この王国は、 その時の状況であり、福音の真価が優先する場所で
2023年7月16日・年間第十五主日(A)
イザヤ 55.10-11・詩編 65.10, 11+12, 13;14・ローマ 8.18-23・マタイ13.1-23 今日の朗読では、神さまのみことばを広めることに重点が置かれています。神さまのみことばを広めるようにと召されている私たち自身、同時に、日常生活の中で神さまのみことばを受け入れるという私たちのアプローチに立ち戻るようにと導かれています。他の人々に神さまのみことばを広めるようにと召されていることに対しての私たちからの堅実な応えは、私たちが神さまのみことばをどれくらい深く理解するかにかかっているのですから、このテーマについて黙想することは重要な事です。また、神さまからのこの呼びかけに対して、もっと応えていくことに対して、神さまとの関係がどれくらい私たちの助けとなるかを黙想することもできます。 福音朗読で、私たちにとてもよく説明されている種を蒔く人のたとえは、今日まで私たちがクリスチャン生活にどのように準じてきたか、自分自身を正直にじっくり考えることができるように、しばらくの間、沈黙のうちに正直に立ち止まることを思い出させてくれます
2023年7月9日・年間第十四主日 (A)
ゼカリヤ9:9-10・詩編 145.8+9, 10+11, 13ab+14・ローマ 8.9.11-13・マタイ 11.25-30 私たちの前回の朗読によると、イエス様に従うには、徹底的な教えがあります。クリスチャンの弟子と呼ばれるためには、神さまに仕える時、同時に物質的な財産やこの世の多くのものへの執着を切望することはできません。私たちは、家族を社会の基本的な集まりと考えてきましたが、先週の日曜日の福音で、イエス様は「わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。また、自分の十字架を担ってわたしに従わない者は、わたしにふさわしくない。」と言われています。このような徹底的な教えを守りイエス様に従うのは、困難ではありませんか。 しかしながら、今日の福音朗読では、イエス様の軛は負いやすく重荷は軽いので、イエス様の軛を負って、イエス様のもとへ来なさいという招きを通して表された神さまのいつくしみを、私たちは簡単に見つけることができます。先週の日曜日に分かち合ったクリスチャンの弟子と
7月2日・年間第十三主日 (A)
列王記下 4:8-11, 14-16A・詩編89.2+3, 18+19・ローマ 6:3-4, 8-11・マタイ 10:37-42 私たちのカレンダーのこの時期、教会のカレンダーの年間と呼ばれるこの時期に、私は、特に今日のような聖書朗読の箇所において、多分、畏敬の念を抱き、打...
6月25日・年間第十二主日(A)
エレミヤ 20.10-13 ・ 詩編69.14, 17+18, 34+35 ・ローマ 5.12-15 ・ マタイ 10.26-33 私たちは、祝祭日ではない日曜日を、教会暦の中で、私たちが自分たち自身とイエス様の弟子たちのことを、より長期的な視点で見つめなおすようにと招かれ...
6月18日・年間第11主日(A)
出エジプト19.2-6a ・ 詩編.100.1+2, 3ab,5 ・ローマ 5.6-11・ マタイ 9.36, 10.1-8 想起するためのリマインダー 神さまは私たち人間に神さまの愛を示してくださった.。 喜びの内に仕え、 派遣され、良い知らせを宣べ伝えよ。...
6月11日・キリストの聖体 (A)
申命記8.2-3, 14b-16a ・ 詩編147.12+13,14+15, 18;19 ・ 一コリント10.16-17 ・ ヨハネ6:51-58 積極的にミサに参加しましょう。 御からだの他の部分とも一致して 祭壇に信心深く近づいて...
6月4日・三位一体の主日(A年)
出エジプト記34.4b-6, 8-9・ダニエル補遺・アザルヤ29, 30+31+38・二コリント13.11-13・ ヨハネ3.16-18 私たちの生活の中で最も普通の日における私たちの召命 私たちは、今、ご復活節の7週間の後につづく、2番目の週(私たちの教会のカレンダーでは...
2023年5月28日・聖霊降臨の主日 (A年)
使徒言行録2.1-11・ 詩編104.1b+24, 29;30,31;34 ・ 一コリント12. 3b-7, 12-13 ・ ヨハネ20.19-23 ご復活の主日から数えて、今日は50日目で、聖霊降臨の主日と呼ばれています。 役割と力 、そして、聖霊の 賜物と実り (これらすべては堅信の秘跡を受ける準備のために深い理解が必要)は、イエスキリストのメッセージを私たち一人ひとりが世界中に広めるための力を与えてくれます。ですから、堅信の秘跡のためにカテキスタによって準備された時間を振り返りよく考えるならば、たしかに私たちの今日の記憶/内省を助けてくれるでしょう。この 使徒たちへの聖霊の降臨 は、 教会の誕生 を示しています。私たちは、教会を祝い、目に見える神さまの存在を表現している共同体を祝うはずです。私たちは、ゆるしと和解のメッセージを広めることでキリストの霊の内に、公然と生きるようにと呼ばれています。 第一朗読 では、使徒言行録の以下の記述で、聖霊が使徒たちの上にくだったとあります。聖霊の多くの賜物と実りのひとつとして私たちは考える
2023年5月21日・主の昇天 (A年)
使徒言行録1.1-11・詩編47.2+3, 6+7, 8+9・エフェソ1:17-23・マタイ28:16-20 「神さまは私たちと共におられます。」 イエス様のご受難と死・ご復活 ご昇天・聖霊を遣わされたこと 大宣教使命 私たちの主の昇天のお祝いで、私たちは、イエス キリストが天国へと昇天された日を記念します。今日の私たちのお祝いは、今日(日曜日)を数えて復活節第7主日とし、ご復活から40日後の次の日曜日として数えています。今日の第一朗読は、ご復活直後の期間についてで、イエス様が弟子たちの前にお現れになり、神さまの統治について教えられ、世界中で神さまの統治の完成のために、弟子たちも共に働くことができるために、聖霊が弟子たちにくだることを約束されました。 今日の 福音朗読 は、弟子たちに、世界に出て、すべての民に父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、イエス様の弟子にしなさいと命じられたことについて書かれています。これは、「大宣教使命」につい
2023年5月14日・復活節第六主日(A年)
使徒言行録8:5-8, 14-17; 詩編66.1+2+4,5+9,16+17;1ペトロ3:15-14; ヨハネ14:15-21 今日、私たちは、主の昇天と聖霊降臨の主日の祭日のための重複しているテーマについて共有しているかもしれません。私たちは三週間後に最も聖なる三位一体の祭日をお祝いし、さらに強められた 私たちの信仰の三つの側面 は、 これらの重複したテーマにもっとも近い結論 です。テーマは、一方で、使徒たちにイエス様が今までとは別のかたちで、 共に居続けてくださる ことを 約束 されつつ、イエス様が御父のもとに戻られることについてです。現在の私たちは、永遠に神さまが私たちの中にいてくださることの受け手です。ですから、私たちは、日々の生活の中で、聖霊の内在について黙想しましょう。 第一朗読: 司祭と教会の指導者(カテキスタ)が、神さまのみことばの意味をすべての人に理解できるように説明し、私たちは、神さまが共にいてくださることを経験する機会を得ます。キリストの最初の使徒たちの時代から、 福音のメッセージの宣べ伝えは、彼ら人間の能
2023年5月07日・復活節第五主日(A年)
使徒言行録6.1-7・詩編33・4+5, 6+11, 20+21・一ペトロ2.4-9 · ヨハネ14.1-12 今日、私たちは、使徒たちとイエス様の最初の弟子たちが、神さまの みことばを宣べ伝えるために どのように 協力し合っていた のかを黙想し続けます。広く浸透された神さまのみことばの宣べ伝えは、彼らの情熱と聖霊の導きによって強められたご復活されたキリストへの信仰によってもたらされたものでした。御父と完全なる一致であるイエス様への彼らの信仰は、彼らを心配事や疑いから解放し、最終的には、彼らもイエス様と一致するようにと導きました。 第一朗読 : 弟子たち(ご復活されたキリストを信じる人々)が増えた ということは、神さまのみことばを宣べ伝える使徒たちの情熱の 良いしるし でした。先導者が増えたということは、彼らの努力のもうひとつのはっきりとした結果です。12人の使徒たちは、神さまのみことばをより良く宣べ伝えるには、他の人々と 責任を分かち合う 必要があることを確かにわかっていました。現在の私たちも、 チームワーク や、義務的なこ
2023年4月30日 ・ 復活節第四主日 (A年)
今日は、それぞれの信徒と小教区共同体、そして、広い共同体に奉仕するという、 私たちへの呼びかけについてさらに深く黙想しましょう。私たちの教会生活において、長い年月にわたり、キリストのうちに受けた私たちの洗礼によってもたらされた、とても特別な 使命(召命・呼びかけ)として、「共同体に奉仕する」ということを考えてきました。 クリス チャンの共同体のメンバー(神の民)になることによって、私たちは、 はっきりとした役割で奉仕するようにと呼びかけられています。 人生、年齢、肌の色、文化と国籍に関する地位に関係なく、私たちは奉仕します。 確かに、私たちが教会に来るのは、他者の為に祈ることと奉仕するためで、奉仕されるためではありません。 私たちは、「共同体に奉仕すること」を賜物と理解しているかもしれません。私たちは、 共同体へ奉仕することが、心からの本当の興味と意欲を私たちに求めていること、それが時間を要すること を知っています!確かに、皆が皆、奉仕しているというわけではありません。多くの人は奉仕するための
2023年4月23日・復活節第三主日 (A年)
使徒言行録2. 14, 22-33/ 詩編16. 8, 10, 11/ 一ペトロ1. 17-21/ ルカ24. 13-35 現在の私たちの世代は、イエス様の弟子たちがイエス様の死とご復活を証しし、宣言してからすでに多くの年数を経ています。 キリストの死とご復活の真の証人となること は、私たち一人ひとりにとっても、今日だけではなく、これからの数日間の私たちの黙想の主な課題を与えてくれるリアルな 挑戦 かもしれません。個人の祈りの時間に日々の聖書の朗読をしている人々は、これからの数日間、使徒言行録の朗読が継続していることに、すぐに気付くかもしれません。 ⑴ 第一朗読:一般的に使徒言行録は、復活された主の宣言について語っています。朗読が継続していることで、イエス様の弟子たちが、 イエス様の死とご復活の証人であること も強調しています。第一朗読では、イエス様を死の痛みから解放され、栄光へと導かれた神さまの愛について書かれています。私たちは、最初の証人であるイエス様の弟子たちの話が頼りなのです。 イエス様がご受難と死を伝えてくださったように、私たちの日
2023年4月16 日・復活節第二主日 (A年) ・ 神のいつくしみの主日
使徒言行録2. 42-47 ・詩編118. 1+2, 16+17, 22+23・一ペトロ1 .3- 9・ヨハネ20. 19-31 世界中の私たちカトリック信者は、20年以上にわたり、神のいつくしみの主日をお祝いしています。 感謝の気持ちを込めて 、神さまの寛大さといつくしみをいつもお祝いするのです。この神さまの寛大さといつくしみは、 キリストと私たちを結び付け、私たちもより寛大でいつくしみ深くなれます。 第一朗読 :キリストの最初の弟子たちは、イエス様の教えを広め続けました。イエス様を信じる者と従う者たちは、イエス様の教えを聞くことにとても熱心で、祈りと分かち合い(誠実な心でパンを裂くこと)を通して、共同生活をおくっていました。 ・ イエス様のご復活後の最初の 信仰共同体の信仰心 に、私たちは大いに励まされます。最初の弟子たちとご復活を信じる者たちの両方の召命は、 現在の私たちが信仰共同体であり続けるための励ましとなる のです。彼らの終わりなく続く熱意のうちに、私たちは、信仰共同体との生活を受け入れていこうとしています。共に祈り、分かち合い/他者
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